そしていつか、幸せな涙を
頭が真っ白になった。気づいた時には9人は花束を抱えて、ドームのステージで歌っていた。
渡辺くんが涙ぐんでいた。あんな顔見たこと無かった。
デビュー。
夢にまで見た言葉。
今思えば予兆が無いわけではなかった。でもあまりに唐突で。そのあとの曲の記憶はまばら。
Snow Manが、渡辺くんが、デビューする。
あまりに驚きすぎて呆然とした。そのあとに、じわじわと喜びが広がっていった。ようやく道が開けた気がした。Snow Manに確約された未来がある、なんて素晴らしいことなんだろう。
ふわふわした気持ちのまま、少し経って他担の人の感想を見て、目黒さんが兼任を辞めると聞いて、浮かれた気持ちが冷静になった。
傷ついてる人たちがたくさんいた。そのことにここでようやく気づいた。
私は素直に喜んでいいのだろうか。
すごく複雑な気持ちになって胸に靄が広がった。こんなこと思うのは逆に失礼かもしれないけれど。
誰かの幸せは誰かの悲しみなんだ。世界の残酷さを突きつけられた気がした。
自担グループのデビューに辛いという感情を伴うなんて思わなかった。もちろん嬉しい気持ちはあるけど、手放しで喜べなくて深く考え込んでしまった。だってあの時ステージに立ってたジャニーズJr.全員がキラキラ輝いていて、何にも変えられないくらい素敵だったから。正直このタイミングで発表するってこれ以上なく残酷だなと思った。
いろんな気持ちが渦巻いていた時、自担である渡辺翔太くんのブログが更新された。
なんでこういうときいつも渡辺くんのブログの順番が回ってくるんだろう。何か持ってるよね。
渡辺くんの嬉しい気持ちが文面から溢れてて、涙が止まらなかった。
渡辺くんの綴るまっすぐな言葉が本当に好きだと思う。頭で考えるより先に心にすっと入り込むような、そんな言葉たち。
渡辺くんはジャニーズ人生を歩ませてくれてありがとうって言ってるけど、ここまで歩んできてくれたのは渡辺くん自身だよ。本当に、辞めないでくれてありがとう。ステージに立ち続けてくれてありがとう。
どんなときもブログの長さを気にして謝ってくれるところ、最後はじゅりとの写真で締める謎のルール、ブログひとつとってもこんなにも好きだ。
デビューできて、よかったな。心からそう思った。
渡辺くんを好きになって1年。思えば渡辺くんの幸せを祈ってこの1年を過ごしてきた。
去年のサマパラ｢絶対にデビューします｣と誓った照くんの肩を｢よく言った｣と言ってコンッと叩いた渡辺くん。私はその言葉でSnow Manを応援しようと決めた。
渡辺くん、ひとつの夢が、叶ったね。もしかしたら1年前想像してた夢と今って違うのかもしれない。
でも私にとって、渡辺くんの答えが全てだから。渡辺くんが選んだ道が全部正解だよ。
オタクは我儘な生き物だから、正直ジャニーズJr.としての活動がなくなる寂しい気持ちもある。
そこまで推されていなかった去年のSnow Manのことを思い出してたりもした。
気づいたら全部見ていたすのちゅーぶ。Snow Manのことをもっと知りたいと思って色んな人のはてなブログを漁りまくったこと。初めて交差点を聞いて胸が苦しくなった日。渡辺くんの初主演外部舞台が決まった時のこと。SixTONESのYouTubeプロモキャンペーンが決まってものすごく悔しかったこと。PPPの少クラ初披露がかっこよすぎてリピりまくったこと。お互いの舞台を見に行くSnow Man。全員の個人仕事が大成功したSnow Man。11月5日、Snow Dreamの再生回数が100万回を超えて道端で泣いてしまったこと。カウコンで一瞬だけカメラに6人で抜かれて喜んだこと。そして1月17日のこと。
どれもすごく昔のことのように感じる。
あの発表の後1番にブログで言葉をくれたのはやっぱり渡辺くんだったね。本当は渡辺くんも不安だったんじゃないかな。でも俺たちを信じてほしい、ずっと好きでいてほしいなんて渡辺くんに言われたら、ついていく他になかったよ。大好きなみんなへ、なんて、渡辺くんからそんな言葉聞けるなんて思わなくて、ボロボロ泣いた。
目まぐるしく活動の場を広げていくSnow Man。どれも当たり前のことだと思っちゃいけないと思って全部噛み締めて見てた。
守るものが増えると人は強くなれる。深澤くんが言ってくれた言葉。
あれからSnow Manは本当に強くなったと思う。
6人を好きになったとき、こんなにも優しいグループが存在するんだって驚いた。9人になってもその優しさは変わらずにいてくれて嬉しかった。その上に強さを手に入れたSnow Manは強いよ。無敵だよ。
昨年末、あるテレビ誌で｢俺には特に趣味も何もないんだよね。なんか、"無"なんだよなぁ｣って話していた渡辺くんが忘れられなくて。そんな渡辺くんが好きなんだよ、大丈夫だよってその時思ってたけど、あれから渡辺くんはもっともっと魅力的になった。
｢アイドルを全うしようと思います｣。その言葉通り、横アリで見た渡辺くんはキメ顔もウインクもファンサも私がそれまで見てきた渡辺くんより明らかに増えていた。渡辺くんと言えば照れ屋で塩対応っていうイメージが染み付いていたからけっこう衝撃だったなぁ。ベツコミの企画の美Jr.4Menで渡辺くんは私が想像してるよりずっと美意識が高かったことを知って驚いて、それから渡辺くんはどんどん美容について色んな媒体で話すようになった。美容キャラを確立させて、それがきっかけで日経ヘルスに個人インタビューまで載った。本当に本当に嬉しかった。
3人が加入してから、渡辺くんってこんなにかわいい人だったんだ！？！？ってまた驚いた。前からかわいかったけど、さらにバブみが増してありえないくらいかわいい26ちゃいになってた。3人が新しい渡辺くんの一面を見せてくれた。渡辺くんもまた、3人の存在に感化されてどんどん食らいついていってるように見えて嬉しかった。1月17日には考えもしなかったことだった。
たまに考えてしまうこともあって、6人のころを思い出して切なくなってしまうこともあったけれど、今のSnow Manはいつもその私の思いをすぐに吹き飛ばすくらい最高のパフォーマンスを見せてくれた。滝沢歌舞伎ZEROは本当に最高の舞台だった。追いつけないくらいどんどんとメディア進出するSnow Manに必死についていった。佐久間くんの｢知らないを乗り越えたい｣という言葉を確実に叶えていた。そして気づいたら8月8日を迎えていた。
デビューが決まって、ある曲を久しぶりに聴きたいと思った。私はこの曲をもう一生聴くことはないんじゃないかと思っていた。
Snow Dream。6人のSnow Manとファンにとって大切な、大切な曲。
増員発表してからずっと聴いていなかったから、7ヶ月ぶりとかなのかな。私にとっては5年ぶりくらいの感覚だった。この曲を聴いてしまったら気持ちが全て戻ってしまいそうで怖かった。でもどうしても聴きたいと思ったから、勇気を出して再生してみた。ちゃんと歌詞も振りもびっくりするくらい完璧に覚えてた。はらはらと雪が降るみたいに儚くて美しいイントロが懐かしくて涙が止まらなかった。
もう、咲くまで何度眠ればいいのかなんて考えなくてもいいし、憧れの終着点に辿り着くことができたんだね。
大切すぎて辛くてしんどくて聴けなかったけれど、なんだか清々しい気持ちで聴けた。スノドリはこれからもずっと大切な曲だよ。だけれど、もう二度とあんなに辛い顔でもう少し傍にいてなんて歌ってほしくないって思った。
これまで何度も涙を呑んできたSnow Manに、これから降り注ぐのは幸せだけでいい。
本当に、色んな気持ちが混じりあったデビューだと思う。
たくさんの人のいろんな思いを背負ったデビューになるね。ずっと一緒に舞台に立ってきたSixTONESと並んでデビュー出来ること、私はすごくうれしい。でもすの担はこれからも頑張らなきゃいけないなと思う。これからもスノストには素敵なライバルでいてほしい。
私が喜んでいいのか、そう思ってたけど、このデビューを素直に喜ぶことが出来るのってスノスト担だけなんだよね。喜ばなくちゃだよね。
Snow Manのオリジナル曲がCDの音源で聴ける。Snow ManのMVが見れる。デビュー組と音楽番組にもたくさん出れるし、もしかしたら紅白も夢じゃないかもしれない。カウコンもデビュー組として出れる。どんどん知名度も上がって、Snow Manのことを知らない人がいない時代が来るのかな。東京ドームを、Snow Manのファンだけで埋めてみたいな。どんどん彼らが傍から離れていく気がして、寂しい気持ちになるかもしれない。でもどんどん大きくなってほしいなって思うよ。
Snow Manと渡辺くんを好きになった1年前、こんな景色が見れると思わなかった。
"Snow Man"というグループが出来て7年と3ヶ月。
渡辺くんが事務所に入ってから14年と2ヶ月。
長かったね。あまりにも長すぎたね。
そのうちのたった1年、たった1年だけど、ジャニーズJr.の渡辺くんを好きになれて良かった！誰に何を言われてもどこに立ってても何してても世界で1番かっこよくてかわいい最高の自担だった！そしてこれからも最高の自担でいてほしい！！Snow Manでいてくれてありがとう！！大好きだよ！！！(突如爆発する感情)
あべくんも言ってたとおり、憧れの終着点はスタートラインになったんだよね。これからが始まりだよね。これからも全力で応援させてね。
メンバーに囲まれてきゃはきゃは笑ってる渡辺くんが1番好きだから、これからもずっとずっと笑っててほしいな！
改めて、Snow Manデビュー決定おめでとうございます。9人の進む道が素晴らしいものでありますように。
